質問:聖天山歓喜院ってどんなとこ?

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妻沼の聖天さまの呼び名で地元では親しまれている聖天山歓喜院は高野山真言宗のお寺で創建は1179年と伝えられています。
昔は長井庄と呼ばれていたこの地域は源平合戦で活躍した平清盛の二男、齋藤別当実盛の領地であり、厚い信仰心を持つ実盛公が庄内の平和、戦死した武士の供養、領内の繁栄を願って建立しました。
日本三大聖天のひとつにも数えられている聖天山歓喜院は埼玉の小日光とも言われており、廟型式権現造で彫刻、漆塗、彩色、金具等をもって華麗に装飾された本殿は国宝に指定されており一番の見どころです。奥殿向拝南面羽目板の「鷲と猿」の彫刻は左甚五郎作とする伝承もあります。
長年にわたり風雨にさらされた聖天堂は2003年から約7年間の歳月をかけ平成の大修理が行われ2011年6月からその輝きを現代に甦らせ一般公開されています。
秘仏の本尊である錫杖頭には建久8年(1197年)銘があり、国の重要文化財に指定されています。
除夜の鐘とともに人々が1年の厄除け、家内安全等を求め、境内ではだるま市が開かれる「初詣」。特設の舞台から年男による豆まき、福まきが行われる「節分」。稚児行列が行われる「春季例大祭」。柴燈大護摩、火渡り式が行われる「秋季例大祭」などの年中行事にも多くの参拝者が訪れます。
聖天寿司は旧妻沼町の名物にもなっている稲荷寿司で、巻き寿司とセットの助六寿司として売られていることが多く、地元の味覚として愛されています。
公共交通機関でのアクセスは上越新幹線、JR高崎線「熊谷」駅、東武伊勢崎線「太田」駅、東武小泉線「西小泉」駅から朝日バス「妻沼聖天前」停留所下車です。

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